北鎌倉円覚寺 60年に一度の神事・仏事・パレード
洪鐘弁天大祭
2023年10月29日(日)開催
今から約720年前、円覚寺にある国宝・洪鐘(おおがね)の鋳造の成功を祝い、江島神社と円覚寺が共同で神事・仏事を行い、儀式に併せ山ノ内の村人が洪鐘弁財天を奉戴し盛大に行列したことに端を発するものです。1480 (文明12) 年より開催され、その後も60年の庚子 (かのえね)年に続いてきました。円覚寺建立・開山の目的、梵鐘である洪鐘の歴史を再確認し、60年後、120年後の世に繋げるべく、2023(令和5)年10月29日(日)に開催いたします。
【お礼】
皆様のご協力のもと、洪鐘弁天大祭を無事に滞りなく終えることができました。
厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
当日の様子は動画配信のアーカイブでご覧いただけます。見逃した方はぜひご活用ください。
開催概要
洪鐘弁天大祭
(おおがね べんてん たいさい)
略称:洪鐘祭(おおがねまつり) 、弁天祭、洪鐘大祭
開催日:2023年10月29日 (日) ※少雨・雨天決行。
時間帯:9:30から12:30まで
行 程:建長寺~小袋谷交差点~円覚寺(県道21号横浜鎌倉線)
主 催:円覚寺洪鐘祭実行委員会
洪鐘弁天大祭(おおがね べんてん たいさい)開催に向けて
二度にわたる元寇(蒙古襲来)を戦った執権北条時宗公が、国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うために円覚寺の建立を発願、1282(弘安5)年に開山してから740年が経ちます。
円覚寺にある国宝・洪鐘(おおがね)は時宗公の遺志を継ぎ、子の貞時公が鋳造させたものです。二度にわたる鋳造失敗、円覚寺第六世住持の示唆による貞時公の江島弁財天への参籠、弁財天の啓示を受け、1301(正安3)年、鋳造に成功しました。これを機に江島神社より人頭蛇身の宇賀神像を勧請し、円覚寺の鎮守としたとされています。
洪鐘は鋳造成功から720年の間、時を伝え、人を集めることのみならず、円覚寺の梵鐘(”梵”は神聖・清浄を意味する)として、鐘の音とともに功徳・「世界平和」の祈りを広く伝えてきました。
江島弁財天への鋳造成功のお礼として円覚寺と江島神社が共同で神事・仏事を行い、儀式に併せ、山ノ内の村人が洪鐘弁財天を奉戴し盛大にパレードする洪鐘祭(おおがねまつり)は、鹿山略記に1480(文明12)年開催と記され、その後も60年毎の庚子(かのえね)年に続いてきました。
円覚寺建立・開山の目的、梵鐘である洪鐘の歴史を再確認し、江戸末期(1840年)、明治(1901年)、昭和(1965年)のパレードを参考に、60年後、120年後の後世に繋げるべく、洪鐘祭を2023(令和5)年10月29日(日)に開催いたします。
令和の時代にあわせた洪鐘祭を計画してまいります。皆さまのご支援・ご協力、よろしくお願い致します。
円覚寺洪鐘祭実行委員会